フィッツジェラルドの小説、グレート・ギャツビーが原作の恋愛・ドラマ映画です。
2013年にアメリカでリメイクされたもの。
ギャツビー役を、レオナルド・ディカプリオが演じました。
とある謎の富豪ギャツビー。
だがその正体は誰も知らず。
その富豪の豪邸で、毎晩のように華やかなパーティーが行われていた。
時代背景的に、お酒が高くなっていて、あまりパーティー騒ぎしてはいけない時代背景ですが、そんな中で酒も浴びるほど飲んで馬鹿さわぎ状態です。
ものすごく豪華絢爛なパーティー。
でも、その主催者は姿を表しません。
そんな中、その豪華な豪邸のとなりに住むニックはパーティーに招待されます。
そこで、ギャツビーに会います。
彼は一体何者なのか、不思議なバールに包まれています。
ニックとギャツビーはだんだん仲良くなります。
ギャツビーがニックを連れ出し、いろいろとお喋りしていくうちに仲良くなっていきますが、ギャツビーの話はどこか信憑性に欠けるような話ばかりです。
ニックはどこかもやもやした気持ちで、不審な目を向けます。
ですが、ギャツビーという男はどこか憎めません。
嫌なやつではないのです。
うさんくささはあるものの、純粋で素直な面も見え隠れし、嫌いにならないタイプといったところです。
ともかく前半は、華やか、豪華絢爛といった言葉がぴったりです。
どこか不思議は雰囲気と、美しい世界観。
パーティーしているシーンも、どこか機械的な印象を受けます。
温かみも冷たさもなく、ただみんなきらきらとした空間ではしゃいでいるような、音だけが明るくなっているような感覚で、切なさを覚えました。
デイジーとの再会シーン。
ここが個人的には1番の見所です。
花でたっぷりと飾られた空間で、デイジーとギャツビーが会うシーンです。
見ているこちらまで緊張し、汗が出てきそうなほど。
そこから、打ち解けていく様は、まるで子供のように無邪気なのです。
ですが、デイジーはすでに人妻です。
旦那も、浮気はしたいるもののデイジーにすっかり気がないわけでもありません。
でも、嫌なやつです。
威圧的で自分勝手、思いやりのない男で魅力を感じません。
デイジーとギャツビーが惹かれ合うようにして距離がちかづいているのを、察知し、仕掛けます。
緊張のシーンを迎え、そこから転落。
一気に結末へと向かいます。
前半は謎に満ち、不思議なベールに包まれていたギャツビーの真の姿が後半で明かされます。
切ない終わり方です。でも観終わった後、なんだがやりきった感じになりました。