「先月のカード明細を見て、ランチ代だけで2万円を超えていた…。将来のために貯金したいのに、どうしてこんなにお金が貯まらないんだろう?」
もしあなたが今、そんな風に焦りや不安を感じているなら、まずお伝えしたいことがあります。大丈夫、その悩みは決してあなただけのものではありません。
こんにちは。節約アドバイザーのミナです。かつての私も、あなたと全く同じでした。お弁当作りに挑戦しては三日坊主で終わり、キッチンには使われなくなったお弁当箱が眠っている…そんな失敗を繰り返していたのです。
でも、ある時気づきました。お弁当作りが続かない原因は、料理が苦手だからでも、意志が弱いからでもありません。ただ、「頑張りすぎていた」だけだったのです。
この記事でお伝えするのは、難しいレシピや彩り豊かなテクニックではありません。過去に挫折した経験があるあなたにこそ試してほしい、料理スキル不要の「頑張らないお弁当の仕組み」です。
この記事を読み終える頃には、あなたは明日から無理なくお弁当生活を始められ、年間10万円以上を節約できる具体的な方法を、すべて手に入れているはずです。
「ランチ代で月2万」はあなただけじゃない!データで見る“ランチ貧乏”の現実
まず、あなたが感じている「ランチ代、高すぎる…」という感覚は、とても正常だということを知ってください。
リクルートの調査によれば、2024年の外食ランチにかかる平均費用はなんと1,243円。一方で、手作りのお弁当にかかる費用の平均は392円です。もし週5日、外食やコンビニ弁当(仮に1回800円とします)で済ませている場合、1ヶ月のランチ代は約16,000円。美紀さんのように、少し高めのお店に入れば月2万円を超えるのは、ごく自然なことなのです。
この「ランチ代インフレーション」とも言える状況は、物価高の影響でさらに深刻になっています。だからこそ、お弁当による節約は、今の時代を賢く生き抜くための、最も効果的な自己防衛策の一つと言えます。
では、お弁当生活に切り替えると、具体的にどれくらいのインパクトがあるのでしょうか?
- 1日の節約額:
800円(外食) –300円(お弁当) =500円 - 1ヶ月の節約額:
500円× 20日 =10,000円 - 1年間の節約額:
10,000円× 12ヶ月 =120,000円
年間で12万円。これは、ちょっとした旅行に行ったり、欲しかったブランドのバッグを買ったり、あるいは将来のために投資に回したりできる、決して小さくない金額です。この数字が、これからお話しする「頑張らないお弁当」を続ける、何よりのモチベーションになります。
出典: 有職者のランチ実態調査(2025 年 3 月実施) – 株式会社リクルート, 2025年3月28日
挫折の原因は「頑張りすぎ」。成功の鍵は“完璧”より“継続”できる仕組み作り
年間12万円と聞いても、「でも、どうせ私には続かない…」と思ってしまうかもしれませんね。その気持ち、痛いほどわかります。
しかし、断言します。これまでの挫折は、あなたのせいではありません。原因は、無意識のうちに「お弁当とは、栄養バランスが取れていて、彩りも綺麗なものであるべきだ」という、高すぎるハードルを設定してしまっていたことにあります。
✍️ ミナ(節約アドバイザー)からの一言アドバイス
【結論】: SNSで見る「#お弁当記録」は、今すぐ見るのをやめましょう。
なぜなら、あれは多くの人にとって「理想」であり、「日常」ではないからです。かつての私も、綺麗な写真を見ては「自分もやらなきゃ」とプレッシャーを感じ、準備がどんどん苦痛になりました。「お弁当は節約と健康のためのツール」と割り切れたとき、初めて継続への道が開けたのです。
お弁当作りの本質は、「習慣化」という小さな成功体験を積み重ね、それによって「自己肯定感」を高めていくプロセスにあります。「今日もできた」という小さな自信が、「私、ちゃんと自分のためにお金と健康を管理できている」という大きな自信に育っていくのです。
この「習慣化」が「自己肯定感」に繋がるという好循環を生み出すために、最も重要なルールがあります。それは、「毎日作ろうとしない」ことです。
まずは「週2日だけお弁当にする」と決めてみてください。それだけで、月に8回外食が減り、約4,000円の節約になります。プレッシャーなく始められ、節約効果もきちんと実感できる。この「ゆるさ」こそが、継続のための最強の武器なのです。
【明日からできる】ズボラさんのための「レベル別」節約弁当システム
では、いよいよ具体的な方法論です。ここでは、あなたの状況に合わせてステップアップできる「レベル別」のシステムをご紹介します。重要なのは、いきなりレベル3を目指さないこと。まずは最も簡単なレベル1から始めてみましょう。
レベル1:【最重要】火も包丁も使わない!「詰めるだけ弁当」
「詰めるだけ弁当」は、その名の通り、調理済みの食材や切るだけで使える食材を、朝お弁当箱に詰めるだけのスタイルです。これが、節約という目的を達成するための、最も簡単で確実な手段となります。
ルールはたった一つ:「ご飯+赤・黄・緑の食材を1つずつ入れる」
これだけ意識すれば、見た目も最低限整い、栄養バランスも自然とマシになります。
【これだけ買えばOK!詰めるだけ弁当・買い物リスト】
- 主食:
- パックご飯 or 冷凍ごはん
- 赤の食材(彩り担当):
- ミニトマト
- カニカマ
- 梅干し
- 黄の食材(満足感担当):
- 卵焼き(市販品)
- 厚焼き玉子(冷凍食品)
- チーズ(6Pチーズなど)
- たくあん
- 緑の食材(スキマ埋め担当):
- ブロッコリー(冷凍食品)
- 枝豆(冷凍食品)
- ほうれん草のおひたし(冷凍食品 or 総菜)
- きゅうりの漬物
- メインのおかず(タンパク質担当):
- からあげ(冷凍食品)
- ミートボール(市販品)
- ハンバーグ(冷凍食品)
- ちくわ、かまぼこ
- 前の日の夕食の残り(あればラッキー程度で)
まずはこのリストの中から、好きなものを3〜4種類選んでみてください。朝は、ご飯を詰めて、これらのおかずをパズルのように詰めるだけ。5分もかからずに完成です。

レベル2:週末5分だけ「プチ作り置き」
「詰めるだけ弁当」に慣れてきて、もう少しだけステップアップしたくなったら、週末に5〜10分だけ時間をとって「プチ作り置き」に挑戦してみましょう。これは、「詰めるだけ弁当」から進化・発展した次のステップです。
- ゆで卵を3〜4個作っておく
- ブロッコリーを1株茹でて、小分けにしておく
- ウインナーを数本炒めておく
たったこれだけです。平日の朝、冷蔵庫にこれらがあるだけで、お弁当の選択肢がぐっと広がり、さらに準備が楽になります。
レベル3:未来の自分を助ける「冷凍貯金」
週末にもう少し余裕があれば、おかずを多めに作って小分け冷凍する「冷凍貯金」もおすすめです。
- きんぴらごぼう
- ひじきの煮物
- 鶏そぼろ
これらは「詰めるだけ弁当」をさらに効率化するための、強力な武器になります。シリコンカップに入れて冷凍しておけば、朝はそのままお弁当箱に入れるだけ。未来の自分への、最高のプレゼントになります。

よくある質問(FAQ)
Q. 毎日同じようなおかずで飽きませんか?
A. 心配いりません。まず、週2〜3日から始めるので、意外と飽きません。また、「詰めるだけ弁当」のリストを見てわかるように、冷凍食品や市販のお惣菜も組み合わせは無限大です。週末に1品だけ違うものを買ってみるなど、小さな変化を加えるだけで十分楽しめますよ。
Q. 栄養バランスが心配です。
A. 完璧な栄養バランスを目指さないことが、継続のコツです。「赤・黄・緑」を意識するだけで、最低限のバランスは整います。毎日3食のうち1食が完璧でなくても、1週間単位でバランスが取れていれば問題ありません。外食やコンビニ弁当よりは、添加物も塩分も控えめになることが多いですよ。
Q. 夏場に食中毒が心配です。
A. とても大切な視点ですね。対策は簡単です。
- ご飯やおかずは、しっかり冷ましてから詰める。
- 梅干しや抗菌シートを活用する。
- 保冷剤と保冷バッグを必ず使う。
この3点を守れば、リスクは大幅に減らせます。
さあ、はじめの一歩を踏み出そう
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
この記事でお伝えしたかった最も重要なメッセージは、「完璧なお弁当より、不格好でも続くお弁当が、あなたの未来を大きく変える」ということです。
年間12万円の節約は、もちろん大きな目標です。しかし、それ以上に価値があるのは、「自分でお金をコントロールできた」という自信と、「面倒なことでも継続できた」という自己肯定感です。その小さな成功体験が、あなたの毎日を少しずつ、でも確実に豊かにしてくれます。
難しく考える必要はありません。
まずは今週末、この記事の「詰めるだけ弁当・買い物リスト」を持って、スーパーに行ってみませんか?
その小さな一歩が、1年後のあなたの大きな自信と貯金に繋がっています。応援しています!
[参考文献リスト]
- 有職者のランチ実態調査(2025 年 3 月実施), 株式会社リクルート, 2025年3月28日
- 社会人のランチ代の平均は月いくら?2023・2024年の調査で確認, 株式会社エデンレッドジャパン, 2024年1月25日

